GW映画まつり
GWのラスト2日。映画を観た。
2日間で7本。
観た順に
『勝手にふるえてろ』
『湯を沸かすほどの熱い愛』
『南瓜とマヨネーズ』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
『彼女が名前を知らない鳥たち』
『百万円と苦虫女』
『人のセックスを笑うな』
前から観たかった映画、もう一度観たかった映画、なんとなく興味があった映画、などなど。
映画を空気のように、音楽のように流し続けた2日間。
この映画祭が実現したのは、Amazonプライムビデオのおかげ。
もともとは、近所のTSUTAYAが閉店して、ともだちの勧めで利用し始めたAmazonプライムビデオ。
「お店まで行かなくていい」「料金を気にしなくていい」「子どもの好きなものがいろいろある」っていう部分がアマプラの良さなのかなと思ってたけど、今回一人でえんえんと映画を観ていて、それだけじゃないなと思った。
わたしにとって、アマプラのいちばんいいところは、選ぶときと、観るときの、時間差がないところ。
時間差がないから、温度差もない。
「今なら観れる」というタイミングに、「今観たい」と思うものを選んで、すぐに観はじめることができる。
学生時代、TSUTAYAが好きすぎて、TSUTAYAで働いていた。
あの頃は、観たいものを観たい日に借りて、その日のうちに好きなだけくり返し観れた。
でも、大人になるとそうはいかなかった。
「いつ観れるかわからんけど1週間のうちのどこかでは観れるはず。たぶん」という、予定が不確定なままレンタルして、
結局時間がとれなくて、観れないまま返却することもあった。
返却期限のギリギリになってからあわただしく消化試合みたいに観ることもあった。
余裕も余白もない生活に映画をねじこんでも、結局は楽しめないんだなと思った。
わたしはいつからか、ほとんど映画を観ない人になった。
もうわたしは映画が好きなんて言えないなあと思ってた。
でも、やっぱり好きだった。
アマプラがなかったら、きっとわたしは、自分の趣味から「映画鑑賞」を永遠に消していたと思う。
喉が渇いたときに家にある麦茶を飲むのと同じくらいの手軽さで、映画を選んで観ることができる。自動販売機でジュースを買うのよりもずっと手軽に。
そのときの気分と時間的余裕にちょうどぴったりおさまる映画なら、忙しい日々のなかでも観れる。
レンタルではとても実現できなかった。
GWが終わって、仕事もいろいろ忙しくて、しばらく映画は観れそうにない。
だけど、こういうスタイルでなら、きっとまた観れる。
次は何を観よう。しばらくはそれを考えて楽しもう。
やっぱりわたしは映画が好きだ。
そんな自分を思い出せたことがうれしかった。
なくしたと思ってたものを、「ここにあるよ」って教えてくれた。
ありがとう、アマプラ。
最先端のサービスで昔の自分を思い出すって、過去と未来と現在のどこを見てるのかよくわかんなくて、なんだかふしぎな感じがする。
でも、いろんな自分がつながった気がして、今はそれがすごくうれしい。
これからもよろしく。
いいものに出会えてよかったな💛