40歳になったよ
昨日、40歳になりました。
十の位が変わるのは10年ぶり!(←当たり前)
誕生日の前夜、30代最後の記念に、谷川俊太郎さんの「すきノート」を書くことにした。
質問に答えながら、好きなものをひたすら書き出すノート。
好きな野菜は?好きな場所は?好きなことばは?好きな色は?
いろいろ思い出しながら、すべての質問に答えてみた。
好きなもの、並べてみるとたくさんあった。
わたしには、こんなにたくさん好きなものがあるんだなあ。なんだかそれがうれしかった。
忘れていた好きなものも、たくさん思い出した。
いろんな時代のいろんなわたしが大切にしたものたち。
こうしてずらっと並べてみると、40年間のしあわせのダイジェストみたい。
このノートは、わたしがまだときどき死にたくなったりしてた頃にともだちがくれたもので、いつか書こうと思いながらずっと置いてあった。
このタイミングで書くことにしたのは、たまたま目に付いたからで、深い意味はなかったんだけど、神さまが「いま書くといいよ」って気づかせてくれたのかもしれない。
書いてみてよかった。
さて、ここから40代。
どんなふうに生きたいか、いろいろ考えてみたものの、具体的なことはイメージできなくて、目標も決意も今はない。
自分のこと。子どものこと。親のこと。いろいろな責任。お金のこと。健康のこと。働き方。本当はもっと考えて、方針をもたないといけないのかもしれない。
でも今は、見えない未来の不安を並べて対策を立てていくよりも、目の前のことを大切に、全力で今を楽しんで、心地よい暮らしを守りながら生きていたい。
目の前のこと。今日一日。小さな一歩。その積み重ね。
その先で、決断が必要な瞬間がきたときには、自信をもって道を選べる自分でいたい。
40歳になって最初に聴いた歌は「LOVE PHANTOM」で、最初に読んだマンガは「うどんの女」 で、最初に見た日本記録は男子マラソンで、最初に飲んだのは牛乳でした。
いつもの日常。いつものわたし。
39歳のわたしと比べて、とくになんにも変わってないけど、これからもよろしくお願いします。
青!
人生初の青色申告、無事完了ー!
還付金はボーナスみたいでうれしい。
でも、納税額が少なくてすむっていうのは、それだけ稼ぎが少ないんだぞ?って言われてるような気持ちにもなるので、もっと納税できるよう頑張りたい。
国のために、ではなく、困ってる人を助けるのに使ってもらえるように。
実際のところ今のわたしは、いろいろ免除されたり援助されたり、言ってみれば「助けてもらってる側」。
本当に助けられてる。
でも、ここで「ありがたいわぁ」って言ってるだけでは終わりたくなくて、ここから脱却して、今度は自分が誰かを助けてあげられるようになりたい。
次の誰かを助けたい。
そのためにも収入ふやしたい。
今年はもっとがんばるぞー。
もりもりがんばる!
ちなみに、上の写真は「青色」つながりで、蝶豆茶(バタフライピー ティー)とそのミルクティー。
きれいな色。
このお茶、平たく言えばアントシアニンの汁(紫キャベツとかといっしょ)なので、pHを変えたら色が変わる。
あんまり味はしなかったけど(なんか、草むらのにおいがした)、たのしかったです。
いい肉(1129)、素数だらけの日
今日は11月29日。いい肉の日。
「ねえねえ。11は1と11でしか割れなくて、29も1と29でしか割れないの。1129も1と1129でしか割れない。なんかすごくない?」
と、娘に話したら、娘がしばらく考えて、
「5月3日もいけるな」
娘はその後もぶつぶつと、
「あんまりないな」
「奇数ばっかり?」
「九九(の答え)に出てくる数は使えないのか」
いろいろな数で試している。
こういうの、なんかいいな。
いろいろ数を思い浮かべて、自分で特徴をつかんでいくの。
「素数」とか、そんな言葉は今は必要なくて、数をいろんな角度から眺めて、並べてみたり、グループに分けたり。
ただそれだけで、なにかを教えるつもりはなくて、「素数」という単語も出さないまま、この話はここで終わりなんだけど、なんか楽しかったし、娘の反応がうれしかった。
「すぐに何かを教えようとする大人」にはなりたくなくて、
子どもたちには、今はただ、いろんなものに出会ってほしいなと思う。
大きくなって知識を得たとき、それらがつながっていけばいい。
つながらなくても別にいい。
いつか素数について学んだとき、娘は今日のことを思い出すかな。
いいにくの日のこと。
忘れちゃうかな。
忘れていたら、また話せばいい。
わたしだけでも覚えておこう。
ちなみに11月は、いい肉の日以外にも、11月3日(11、3、1103)、11月17日(11、17、1117)、11月23日(11、23、1123)が素数だらけの日でした。
次は2月の11日(2、11、211)です☆
?→!→♪
なにかを学ぶときは、いきなり情報を押しつけられるより、「?→!→♪」とつながっていくほうが、絶対に楽しいと思う。
そんなことを思った、週末の出来事。
テレビを見ていた娘がとつぜん言った。
「お母さん、円周率ってなに?」
テレビで円周率について熱く語るお兄さんが出てきて、興味がわいたらしい。
「わかりやすく、パワーポイントでおもしろい解説つくってー!」という謎のリクエストをされたけど、そんなもの作る暇もないし、こういうのは興味が冷めないうちに伝えたくて、タコ糸と、机の上にあったガムのボトルで実験をすることにした。
まず、円周の長さだけ、タコ糸を切り取る。
次に、直径の長さだけ、タコ糸を切り取る。
娘に、「円周って、直径の何個分くらい?」と聞いてみると、糸を並べたり重ねたりしながら「3個とちょっとかな。4個分はないけど、3個分よりは長い」
私「じゃあ、これが地球くらいの大きさの円だったら、円周は直径の何個分くらいになると思う?」
娘「えー、めっちゃ長くなるから、直径5個分くらい?」
私「じゃあ、めっちゃ小さい、ミニミニの円だったら?」
娘「えー、2個分くらい?もっと小さい?」
そのとき、横で聞いていた息子が、両手で円をつくり、大きくしたり、小さくしたりしながら、首をかしげる。
息子「円が大きくなったら、円周も直径も同じように大きくなるんでしょ?大きくなっても、小さくなっても、円は同じ形でしょ?だったら、円が大きくても小さくても、(円周が直径の何個分かは)同じな気がする。円の大きさで変わるの??」
それを聞いて、娘は円周のタコ糸で直径のタコ糸をぐるっと囲んでみて、
「確かに。何個分かが変わったら、円じゃなくなりそう」
「地球よりでっかい円でも、見えないくらい小さい円でも、円周はいつでも直径3個と少しぶんで同じなんじゃないか」と気づいた二人に、
「そうそう。いっつも同じなんだよ。どんな円でも」と言うと、「やっぱりー!!」と笑顔がこぼれる。いい顔。
「それがさっき言ってた円周率だよ。円周率っていうのは、『円周は直径の何倍か』っていうのを表すんだけど、どんな円でもいつも同じで、3よりちょっと大きいくらいの数だよ」
という話をして、終わり。
円周率ってなに?という、ちょっとした「?」から、自分たちでなにかを見つけて「!!」となって、おもしろーい♪って楽しくなるの、最高。
こどもの頭の中が「?→!→♪」と変わっていくのを見れて、わたしも楽しかった。
生きる上では、円周率とは何か?よりも、円周率を使って円周の長さや面積を求めることのほうが大事なんだろうけど、何かわからないまま魔法の呪文みたいに3.14って押し付けられたら興味もわかないし、計算もだるいだけだから、ほんのちょっとでも円周率を好きになってたら、ちょっとは円の計算も楽しめるかな?
子どもたちがもっと知りたくなったときには、円周率が小数点のはるか向こうまで永遠に続く数であることも話したい。そんな日が来るのを楽しみにしとこ♪
あたらしい一歩
縁あって、高校生物の資料集で、特集ページを書かせてもらいました。
わたしが書いたのはたった2ページだし、名前が載っているわけでもないんだけど、よかったら買って読んでください♪
※写真は学校販売用の完成品。一般書店用はタイトルがちょっと違うけど中身は同じで、たぶん来年4月から買えます。(今書店で売ってるものは改訂前のものなので、記事は載ってません)
わたしが担当したのは、表紙をめくったところの見開き2ページをまるごと使った、新型コロナウイルス特集。
新型コロナウイルスについて、基本的な構造やその増え方、ニュースでよく耳にする検査や薬品などを、高校生物の学習内容をベースにして解説したもの。
表紙をめくったところにあるということは、この資料集を学校で配られた、これから生物を学ぶ高校生が、いちばん最初に見るページになるかもしれない。
高校生物の扉をあけたばかりの人が読むには、ちょっと難しいことも書いてあるけど、この特集を見て、「自分の身近なニュースも生物の勉強と関係があるんだな」と実感してくれたらうれしいな。
そしてそこから、生物を学ぶ意欲につなげてくれたら、めっちゃうれしい。
新型コロナウイルスについてはまだわからないことも多くて、日々情報が更新される中での執筆だったので、次々出てくる大量の論文を読みあさり、ニュースで何か新しい情報が入ると、その都度、根拠となるデータをひたすら探し、たぶん文章を書いていた時間の100倍くらい、調べ物をしていた気がする。疲れた。でもおもしろかった。
こういう学校教材でどーんと書かせてもらうのは初めてで、書いてる間はうれしさと緊張と不安が入り混じっていたけど、こうして無事に完成して、今はうれしいきもちだけ。
あたらしい経験で、またひとつ成長させてもらった。
あーーーー、がんばってきてよかった!
うれしいから、これからも、今まで以上にもっとがんばろー💛
陰キャなわたしの幸福度
光合成曲線になぞらえて、陰キャと陽キャの幸福度を図式化するとこうなると思う。
陰キャなわたしの幸福度分析。
カラフルタピオカと自宅喫茶ソワレ
みなさん、かき氷の季節が終わったあと、かき氷のシロップって何に使いますか。
使うタイミングがなくて去年から放置していた乾燥タピオカ(※)と、この夏に使って余ったかき氷のシロップ。
タピオカをゆでて、かき氷シロップに浸すこと10分。
染まった。
コップに好きな色のタピオカを入れてサイダーを注ぐと
カラフルタピオカサイダーになった。
夏色のサイダー🍹
かわいい、おいしい、うれしいおやつ。気分はリゾート。自宅だけど。
ここでやめてもよかったんだけど、ついでにナタデココ(※)も染めてみた。
サイズが大きいので、こっちは長めに放置。
おおー、きれい!
宝石みたい。
これはサイダーを注いだら、喫茶ソワレみたいだ。(喫茶ソワレのはゼリーだけど)
タピオカは小さすぎて味がぜんぜんわからなかったけど、ナタデココはしっかり味がついてた。見た目にもインパクトがあるし、デザートとしてはナタデココがおすすめかな?ただ、ストローでは吸えないので、なにを重視するかによる。
どっちも手軽で失敗もないし、かき氷シーズンが終わったあとのシロップ消費に、これはけっこういいのでは。自宅夏祭りや自宅居酒屋のドリンクメニューにも使えそう。
まだ残ってるかき氷シロップ。次は何をしようかな💛
※補足※
<乾燥タピオカ>
うちの近所だとグレースたなかにしかないけど、中華食材としてスーパーで買える。ブラックタピオカよりかなり小粒(イクラくらい)で色は透明。基本的に味はしない。食感だけの存在。
<ナタデココ>
夏の透明なデザートの中で異質の食感をもつナタデココ。わらびもちやタピオカはデンプンでぷにぷになのに対し、ナタデココはセルロースの頑丈な繊維。
わたしは植物の細胞壁(主成分:セルロース)が好きで、大学のとき、わざわざ他学科まで細胞壁構造学という講義を受けに行っていたのだけど、そのときの先生に「ナタデココは酢酸菌がつくりだすセルロース。乾かしたら紙と同じだから字も書ける」と聞いて、家で1人で薄いナタデココを乾かして、鉛筆で字を書いてみたことがある(ちゃんと書けた)。よい思い出。ナタデココすき。