がまん強さの弊害
わたしのこの1か月。
漢字1字で表すと「咳」
漢字3字で表すと「咳 熱 痰」
漢字2字で表すと「肺炎」
そんな1か月でした。疲れた。
なんか咳が長引くなあ。でも、そのうち治るよね。と、症状が出始めてから1か月以上放置して、ひたすら耐えてたけど、体力が落ちてきて、息が吸いにくくなってきて、体重も減ってきて、さすがにおかしいなーと思って病院行ったら肺炎でした。
呼吸器内科の先生に、「なんでこんなになる前に来なかったの?なんでこんな状態なのに来なかったの?めちゃくちゃしんどかったでしょう?もっと早く来て」って軽く叱られた。ですよねー。叱ってくれて、ありがとう。
わたしはがまん強いのか、鈍感なのか、自分でもよくわからないけど、この手のお説教を過去に何度も受けたことがある。
「なんでもっと早く病院に来なかったの?」
「なんでもっと早くナースコールしないの?」
整形外科で、産婦人科で、内科で、歯医者で、あっちで、こっちで。
みんな言う。「痛かったでしょう?」「つらかったでしょう?」
うん。痛かったし、つらかった。
「こんな状態で、なんで助けを求めなかったの?」って聞かれると悩む。
どのへんの痛みから、助けを求めていいのか、わたしにはわからない。どれくらいつらかったら「つらいです」って泣いていいのか、わたしはほんとにわからない。
泣きたいし、投げ出したいし、あまえたいし、休みたい。ほんとはいつも思ってる。でも、そういうの、いつもできない。
まだ大丈夫。まだ頑張れる。わたしは平気。大丈夫。
そうやって、1人でがまんして、がまんして、がまんして、最後に風船が割れるみたいに限界がきて、急に何もできなくなる。いっつもそれ。今回もそれ。
肺炎はお薬(抗生物質)を飲めば治る。半月前に病院に行ってたら、とっくに治ってた。がまんしてた時間だけ、しんどい時間が長引いただけ。
ばかみたい。がまんしてても、なんもいいことない。気力と体力のむだづかい。
病院大事。薬は偉大。がまんは気力のむだづかい。
これからは、むだながまんをしないよう、早めに気づけるわたしになりたい。健康面でも、生活面でも。しなくていいがまんは、しないほうがいいもんね。
いろいろつらかったけど、うれしいこともあった。
あまえるのが苦手なわたしに、あまえてもいいんだよ、頼ってくれていいんだよって、声をかけてくれた人。有無を言わさず食料を届けてくれた人。そっとあまいものを差し入れしてくれた人。むりしたらアカン!!って叱ってくれた人。いろんな人が、助けてくれた。
わたしは、助けを求めるのは苦手だけど、こいつはほっといたら自分からはSOSを言えないんだろうなって見抜いてくれてる友だちがいて、恵まれてるなーってすごく思った。みんな、するどい。そして、やさしい。
みんなほんとにありがとう。
暴走してたり、壊れてたり、傷だらけなのに止まれなかったり。わたしって強いのか、弱いのか、鈍いのか、ばかなのか、繊細なのか、なんなのか、いろいろめちゃくちゃでバランスの取れないわたしだけど、これからも、どうぞよろしくね。
そしてときどき叱ってね。