子どもの心に寄り添う力というかアリクイであることを見抜く力
夕飯を食べていたら、息子が口から焼きそばを1本垂らしてニコニコしながら見せてくる。
わたしが「お行儀悪いからダーメ!」と怖い声で注意すると、
「アリクイのつもりだったの・・・お母さんに見てほしかったの・・・」
と涙目。
ごめんごめん、もう一回見せてー!と、取り繕ったけど、傷つけてしまったことには変わりなくて、息子はションボリ。申し訳ない。
こどもの心に寄り添うって難しい。
こどもの意図を読み取るって難しい。
このやりとりをとなりで見ていた娘が淡々と一言。
「なあなあ、それならモヤシのほうがいい感じやで」
モヤシを勧められ、素直にモヤシをくわえてみる息子。
私「おっ、これはかなりアリクイっぽいね!!これは間違いなくアリクイだね!!」
息子、えへへーと笑顔になる。
アリクイの再評価ならびに和解(?)でもりあがる母と弟に対してとくに気に留めず、テレビを見ながら3膳目の白ごはんをおいしそうにもりもり食べてる娘に、感謝のきもちでいっぱいになった。
モヤシがアリクイっぽいかどうかは別として、ナイスフォローをありがとう。
娘のあっけらかんとした突拍子もない発言に、わたしはいつも救われる。アリクイになりきれてない息子もかわいいし、子どもたちが、本当にだいすき。
わたしの母としての適性は相変わらず低いけど、すてきな子どもたちに恵まれたことへの感謝のきもちは、ずっと忘れずに生きたいなあ。ありがとう。だいすきよ。