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日々、思考回路を暴走中。

遠隔ヒーリングを体験した話

先日、おともだちの紹介で、遠隔ヒーリングというものを受けた。ヒーラーは内田リカさん。

「遠隔」なので、ヒーラーの方とは直接対面せず、お互いの居所も明かさず、わたしは生年月日と名前と悩みだけ伝えて、「この時間にヒーリングを行います」と約束した時間にぼーっとしてただけ。

 

こんなのでなにがわかるんだろう、でも相手もプロだもんなあ、なんか見えてるのかな?と半信半疑でぼーっとしてた(というか途中で寝てしまった)だけだけど、ヒーラーさんから「あなたの悩みについて、こんな風に感じ取れました」というレポートをもらって、それが思い当たる節がありすぎる内容で、見えない力のすごさを突き付けられた気がした。

 

科学で説明できる「すごさ」と比べて、こういう科学的根拠のなさそうな「すごさ」って、しくみがわからないから、ある意味こわい。得体が知れない、そして自分には到底操れない、とてつもない力。怖さと隣りあわせの敬意。すごいとしか言えない。

 

レポートによると、わたしの人生をよい方向に動かしていくためには、「仕事をする中で抱えている怒り」と、「特定の人物への執着」を手放していかないといけないらしい。

自分でも前から認識してた「わたしの中の乗り越えられてないものTOP2」を言い当てられた感じがして、ぎょっとした。ぎょっとすると同時に、やっぱりそれだよねーって腑に落ちるものがあった。わたしの中の、不良債権。

 

結婚したとき、わたしは出版社の契約社員だった。妊娠を理由に契約を更新してもらえず、下請けみたいな外部スタッフになった。今ではあちこち取引先を増やして、それなりに信頼を獲得して、経験も積んで、納得のいく仕事をさせてもらってるけど、在宅ワーカーのそもそもの始まりはそれだった。

その頃、ちょうど会社の方針が変わりつつある時代で、当時契約社員だった人たちは、その後、みんな正社員になった。誇張ではなく、事実として、ほんとにわたしだけが切り捨てられたみたいに、そこから消えた。

 

タイミングが悪かっただけだと慰めてくれる人もいたけど、わたしの中では、自分を全否定されたのと同じだった。だから、この会社が心底憎かったし、そこで働いているかつての仲間が、おぞましいほどに妬ましかった。たぶんそれは、本心の部分では、今も変わってない。

外部スタッフとしてにこにこしながら出入りしてても、心の底では、なんでわたしが、と、思ってる。心の底では、「見返してやりたい」と思ってる。それが仕事への最大の原動力かもしれない。情けないけど、それくらい、今でもわたしは乗り越えられていない。

 

だから、ヒーラーの方に、仕事に潜む「怒り」を指摘されたとき、正直はずかしかった。その通りだったから。

そして、「その『怒り』に囚われているあいだは、仕事で成功するのは難しいと思う」と言われて、改めて際立ったこの怒りと、これからどう向き合えばいいのか、今とても迷ってる。

 

「怒ってる」とは言え、感謝している部分も大きい。集団になじむのが苦手な私には、在宅という働き方はパラダイスで、会社から強制的に切り離されたことで、こういう快適な働き方もあったんだなーと発見することができた。

子どもとの時間を十分確保しながら、一定の収入も得られる。一度にたくさんのタスクをこなすのが苦手なわたしにとって、少なくとも子どもが小さい間は、この働き方がベストだったと思う。

なので、自分が望んだ展開ではなかったけど、結果的には、在宅への切り替えは、わたしにとって、よい変化だったと思う。

 

それなのにいつまでも怒ってるのは、こどものケンカじゃないけど、契約更新についての話し合いでわたしを切り捨てた上司(今では社長)に、「あのときはごめんね」って言ってもらえてないからなんじゃないかなーと思う。

ま、この先、何年がんばっても、社長にごめんねとは言われないし、あの会社の社員にはなれないし、なりたいとも思ってない。

 

「怒りの感情を手放す」って、どういう手段を取ればいいんだろう。

もう怒ってないよー、感謝してるよー、これでわたしはしあわせだよー、って自分に言い聞かせたらいいんだろうか。それとも、トゲトゲしながら続けてきた外部スタッフを思い切って辞めて、この会社と関わらないようにするのがいいのかなあ。

うーん。。。わからん。

 

遠隔ヒーリングを受けてよかったことは、奥に潜んでた問題を掘り起こし、課題を提示してもらうことができたということ。

これを、これからの人生の舵取りにどう活かしていくかはわたし次第。具体的にはどうしたらいいのか、という部分はとくに教えてもらってないから、正解はわからない。

ここからは、わたしが自力で切り開いていくしかないっぽい。とりあえず、今とは違う場所に向かうための、スタート地点に立たせてくれた。そんな感じかな。

 

乗り越えた先に見える景色は想像もつかないけど、きっとわたしの知らない景色。そこにたどりつくために、今できることはなんだろう。

でも、ひとまずは、この一年を生きてみよう。怒りの感情をむしろじっくり観察してもいいかもしれない。そうすることで、手放すヒントが見つかるかもしれない。

決断するときが来るまでは、悩みすぎず、いろんな選択肢を集めてみたい。

 

長年、外に向かってた怒りのエネルギーを、これからは自分のためのエネルギーに、そして自分を癒す力に、少しずつ変えていけたらいいな。きっとできる。がんばろう。

 

ちなみに「特定の人への執着」については、気にしないことが一番のような気がするので、執着している自分を受け入れつつ、とりあえずほっといてみようと思う。自分を変えよう!!と問題に食らいつくより、ほっといて、自分の変化を傍観するくらいがいいのかな、と。これについては緊急性もないし、考えるのがめんどくさいというのもある。

 

あと、わたしの過去生について、たぶん有名なヒーラーの近藤みずほさんに前に言われたのと同じ内容を内田さんからも言われて、しかもわりと細かい設定まで同じで、衝撃だった。偶然の一致とはとても思えないし、この人たちには本当に見えてるってことなんだろうなあ・・・なんかもう、驚異としか言えない。

 

遠隔ヒーリングがなんなのか、結局のところ十分には理解しきれていないけど、他力本願で誰かに癒してもらうというより、自分で主体的に自分を癒していくためのヒントを受け取る作業って感じなんかな?(わからんけど)

そんな感じで、理解は乏しいままだけど、いろいろ考えるきっかけをもらえてよかった。わたしの人生をよりよくしていくのは、他の誰でもなく、わたしだ。そう自覚できたのも、よかった。

 

貴重な経験をありがとう。

ヒーラーの内田リカさんと、遠隔ヒーリングの機会を与えてくれた友人に、心からの感謝をこめて。