「世界を冒険する男子」
昨日は幼稚園が午前保育だったので、早春の植物園へ、5歳の男子たちとピクニック。
植物園の広い野原に放たれた男子たちの様子を、尊敬するおともだち、カメラマンのさよちゃんが撮ってくれました💛
5歳の男子は、小さな冒険家だと思う。
右手に小枝(武器?)、左手に小石(お宝?)、なにか見つけると突然走り出す。
ポケットにはいつも、夢と砂利(笑)
思いついたことは全部やってみたい。
一年前はまだまだお母さんのそばにいた子どもたち。いつのまにか友だちどうしで名前を呼びあい、母たちのもとから走り出す。
勇敢な勇者のように、知らない世界に出会いに行く。
純粋に、心が動くままに走り出す。
「後ろをふりむけばお母さんたちが追いかけてくれている」という安心感はまだ必要としてるけど、「ぼくたちは子どもだけでもへっちゃらだ!」という顔で突き進んでいく後ろ姿は、たのもしくもあり、妙にかっこつけてるのがおかしくて、かわいくて、愛おしかった。
わたしは、さよちゃんの写真がすごく好き。
写っている子どもたちの表情も、しぐさも、動きだしそうなほど自然。話し声や笑い声が聞こえてきそう。静止した写真なんだけど、動画のようだなと思う。子どもたちの心の動きまで写ってる気がする。
誰にでも撮れる写真じゃないと思う。もちろん技術的なものもあるだろうけど、被写体の人柄や、あたたかさ、いい顔をさりげなく切り取れるのは、カメラを構える側に愛があるからこそだと思う。
子どもの写真もすごくいいけど、さよちゃんの撮る大人たちの写真も好き。みんなとてもいい顔をしてる。
美化するのとは違う。手を加えるのとも違う。見えないものをあの手この手で引っぱり出してくるのとも違う。確かにそこにある、その人のなかにある美しさを撮ってる。
被写体本人も気づいていないような、内側からの美しさがふっと見える瞬間を、見逃さずカメラでとらえてる。
わたしもいつか子どもたちと、なにげない一日を、どこかで撮ってもらおう。
子どもとともに全力で生きた日々の記録のひとつとして、なんの記念日でもない、ありふれた日々のなかのしあわせを、たからものとして残したい。
ちなみに、この日わたしが撮った写真は1枚だけ。
子どもではなくキノコでした(笑)