雑記 雑感 エトセトラ

日々、思考回路を暴走中。

結婚インターン

結婚しなければよかったと何度も思った。

死ねたらいいのにと何度も思った。

夫のことを何度も恨んだ。

でもそれ以上に、夫との結婚を決めた、自分の決断を何度も恨んだ。

 

ずっと何もできなかった。

このまま死ぬまで、死をまちわびるように生きるんだろうと思ってた。

 

でも違った。

わたしは自分で思っていた以上に強かった。

生き方を変えることができた。

息ができなくて、死ぬことしか考えられなかった家から、外に飛び出すことができた。

 

今のわたしに言えることは

「がんばってみた。でもだめだった。」

「わたしまちがえてた。それがわかった。」

もう、それだけだと思う。

 

失敗とか、後悔とか、そういうのじゃない。

夫と暮らした7年半は、ちょっと長めのインターン。

現場でなければわからないこと、いっぱい学んだ時間だった。

経験のため。勉強のため。自分の適性を理解するため。

わたしがわたしらしく生きていくため、必要なことを、教えてくれた。

 

大事なことと、気にならないこと。譲れることと、譲れないこと。

結婚前のわたしより、冷静に、正確に、自分で自分を判断できる。

よくもわるくも自分のことを、前よりずっと知っている。

 

遅かれ早かれ、わたしと夫は別々の人生を選ぶと思う。

新たな道を歩みだすとき、この結婚インターンが、次の選択に役立てばいい。

 

無駄ではなかった。自信がある。

すべてはわたしの経験値。

 

 

状況ぜんぜん違うけど、今日はこの歌の気分。平松愛理『Single is Best!?』

youtu.be

 

平松愛理といえば『部屋とYシャツと私』のほうが有名だけど、わたしはリリース当初から断然こっちが好きだった。大人になって聴いても、やっぱりいい。

明るくて強気で前向きで、でも、隠しきれない不安ややりきれなさも感じ取れる。等身大の女性の歌だなと思う。

 

「本音にお化粧せず 上手にルージュが引ける頃」っていうのが、どんな年齢を指すのかわからないけど、今のわたしは、そんな感じかな。

素のわたしと、素のわたしを引き立てる、ごくわずかな差し色で生きてる気がする。まあ顔面は日焼け止めしかぬってませんけど。生き方として、という意味で。

 

「焼き鳥つくねお刺身の盛り合わせ冷ややっこ寄せ鍋石狩鍋さんまほっけ肉じゃが焼きおにぎり!」って注文する平松さん。お玉片手に歌い出す平松さん。

かわいくて切なくて切実で、それがまたいとおしくもある、平松さんの名作です。