スリーセブンの素因数
37歳になって9か月。
今ではすっかり37歳が気に入ってるわたしだけど、36歳が終わるとき、すごくさみしかった。
36はたくさんの数で割り切れる。なんだか物事がすっきりしそうな数だった。
でも37は、1と37でしか割り切れない。素数は素数で好きだけど、いろいろ割り切れない感じが人生の停滞を予感させて、なんかいやだった。
36は角度としてもいい感じの数。5倍したら思い切り180°方向転換できそうだし、10倍したら一周まわって(360°)新しく何かが始まりそう。
でも37は、角度的には、ありがたくもなんともない。高校数学的にはレアキャラすぎる。
37って、なんかイマイチだ。37という数字に何かステキな意味を見いだせないと37歳をよろこべない。
そこで、36歳最後の夜、わたしは電卓を取り出した。
なにかきっとあるはずだと信じて、37を使って適当にいろいろ計算をしてみることにした。
37×1=37
37×2=74
37×3=111
おお!
111は37で割り切れる。ということは、222も333も37で割り切れる。
それってつまり、スリーセブン(777)も37で割り切れる!
777を素因数分解すると、777=3×7×37
なに、この3と7ばっかりの式。もう777と37は他人とは思えない。
37は、スリーセブンの素因数。37は、幸運の素になる数。
そう思うと、37歳が好きになった。早く37歳になりたいと思った。(数時間後になれました 笑)
これまでの37年間を何かで割る必要なんてない。これから始まる37歳が、わたしの人生の、幸運の素になる。
そう思ったわたしは、37歳になって、自分がしあわせになるために何をすべきか考えた。決意して、行動して、大きな変化を自分で起こして、なんやかんやで今に至る。
自分を再発見した。自分を前より好きになれた。過去よりも未来に寄り添って生きた。
36歳までのわたしにはできなかった。
37歳は残り3か月。あとどれだけのことができるだろう。まだまだできそう。今までのわたしにできなかったこと。
そして38歳が来る前に、38のステキな意味を探さねば!
(おまけ)777に似た手羽先