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日々、思考回路を暴走中。

キャベツマスク大作戦 ②染める

アベノマスクへのささやかな反抗として、白いマスクを紫色に染めることにしたわたし。

「紫色の汁が入った鍋でマスクを煮込んで染める」という状況を想像しただけでも鼻血が出そうなほどたのしそう。

魔女がやりそうなやつじゃん。

 

草木染めは初挑戦なので、まずは勉強から。

染め方を調べてみると、サイトによって書いてあることが違っていて、どれが正解なのか?どれも正解なのか?失敗してる人も結構いるし、正しい手順がわからない。

 

仕方ないので、わからないなりに情報をツギハギして、次のような手順でやってみた。

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①マスクを牛乳に浸す。30分。

②そのまま絞って干す。乾くまで。

③紫キャベツを刻んで茹でる。

④キャベツを取り除き、紫色の汁にマスクを浸して弱火で15分。

⑤軽く絞ってミョウバン液に浸して色止め。15分。

 ※焼きミョウバン5gを500mLの温水に溶かしたもの

⑥軽く絞って、再び紫の汁へ。弱火で15分。

⑦水洗いして、できあがり。

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まず、牛乳に浸す。豆乳のほうがいいらしいけど、家になかったので。

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これをそのまま絞って干す。当たり前だけど、けっこうくさい。ぬるくなった牛乳のにおい。

※綿(主成分:セルロース)を染めるときは、牛乳や豆乳に浸してタンパク質の成分をしみこませてから染めるといいらしい。絹とか羊毛のような元からタンパク質できてる繊維だとこの作業は不要なんだとか。 

 

紫キャベツを茹でる。水の量とか時間とかは適当。

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キャベツを除き、紫色の汁にマスクを浸してコトコト煮込む。

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茹でたキャベツは夕飯にもりもり食べました。

 

マスクを鍋から取り出すと、こんな色。紫。

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ミョウバン液に入れると青紫。

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そして再び15分煮込んで取り出す。

これで水洗いをしたら終わりなんだけど、せっかくなので、1枚(写真左)はもう一度ミョウバン液に浸して青くしてみた。

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この時点ではめっちゃきれいな色。

 

これを水洗いしてみると。

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色が薄くなってる。

まあ、これはこれできれいな色だけど。

 

顔につけたときの色味はどうかなあ?と思い、湿ったままのマスクをつけて鏡の前に立ってみた。

うん、色はいい。悪くない。

が、しかし。

 

めっちゃくさい。

 

強烈なキャベツのにおいと、その奥から主張してくる牛乳のにおい。

これは洗剤でしっかり洗濯しないと使えない。

 

洗濯したらにおいは消えるのだろうか。

洗濯しても色は残るのだろうか。

不安を残しつつ、染めの作業は終了。

 

つづく。

 

(おまけ)

紫キャベツの紫色はアントシアニンという色素で、中性だと紫色だけど、酸性にすると赤、アルカリ性にすると青~青緑になる。

染めの作業後、紫色の汁を捨てる前に、クエン酸と重曹で色を変えて、子どもたちとひとしきりあそびました。

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紫キャベツと言えば、やっぱこれよね。

 

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