not熟女 but幹女
容姿端麗でなくても熟女バー的なとこでバイトってできるのかな。って考えてて気がついた。
いや、まて。わたしは熟女じゃない。
かと言って、未熟っていうことでもない。
そうか、熟すも熟さないも、そもそもわたしには果実感がない。
じゃあわたしは、年齢を重ねて「なに女」になったんだろう。果実以外で、何が適当なんだろう。
「枯れ女」(枯れ枝みたいなカサカサ)
「幹女」(枝葉を支える堂々としたたくましさ)
「切り株女」では、なんかもう、いっぺん終わって第2の人生な感じだし、「きのこ女」では、年齢を重ねた感がない。
ううむ、幹女かな。
幹っていいなあ。
生きてるけど、死んだ組織もたくさん抱えてる幹。
生きてきた歴史を年輪として残していく幹。
幹女、いいな。
花にもなれなかったし、果実にもなれなかったけど、樹木の幹ならしっくりくる。
派手な成長はないけれど、めぐる季節に花をつけたり、葉を広げたり。やがて、その葉を落としたり。
繰り返しながら時を刻んで、同じように見えて、一年一年、変わってる。
静かにバランスをとっている。
幹女バーがあるならバイトしたいな。
まあそんなもんはないんだけど。