光さす
息子が家でもやしを育ててみたいというので挑戦してみた。そして、失敗した。
それなりに遮光してみたつもりだったけど、光が入ってしまい、元気に緑の葉っぱが出た。健全な「ただの芽生え」。
芽は光に出会えば、そこで緑の葉をひらく。
光に出会うまでに伸びたひょろい部分が食べたいばかりに、発芽したばかりの芽をだまして作るのがもやし。
暗黒下に置くことで、光さす場所をめざして上へ上へと伸びる。きっとこの先に光があると信じて、まっすぐに。
あのもやしのシルエットには、光を求める者の純粋さや一途さを感じる(おおげさだな)。
もやし栽培には、純心な幼き者をだます背徳感があると思う。ちょっと悪いことしたい衝動にかられた人は、もやしを育てたらいいと思う。
息子の失敗したもやし(開き直って光浴びてる)と、娘がかわいがってるさつまいも(命名:いもねちゃん)のツーショット。
植物はやっぱり、光のあるところで元気に育つのがいいよね。